◇パリ五輪第3日 スケートボード(2024年7月28日 コンコルド広場)
女子ストリートで14歳の吉沢恋(ACT SB STORE)、15歳の赤間凜音と21年東京五輪銅メダルの中山楓奈(19=ムラサキスポーツ)が、上位8人による決勝に臨んだ。
予選は吉沢が1位、赤間が2位、中山が5位で通過。予選の得点を持ち越さない決勝でも、日本勢が魅了した。赤間がランの2本目に89・26点、吉沢は2本目に86・80点、中山が2本目に79・77点をマーク。ランを終えてトップ3を独占した。
ベストトリックでも赤間が1本目にいきなり92・62点のハイスコアをマーク。2本目も84・07点とした。ランの4本目の途中で4位以下となる可能性がなくなり、メダルが確定した。
吉沢は2本目に86・34点、4本目に96・49点をマークして赤間を逆転。吉沢もメダルを決めた。赤間が5本目を失敗し、吉沢の金メダルが確定。赤間も銀メダルとなった。
初めて実施された21年東京五輪では、ベストトリックとランの個々の得点は0点から10点までの間で採点され、どちらの得点かによらず、高い得点4つを合計したものが総合得点とされた。
今大会ではそれぞれを0点から100点の間で採点。2本滑ったランのうちのベストスコアに、5回のベストトリックの中からベストスコア2つを加算した0~300点が、最終的なスコアとなる。