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スケボー吉沢恋が金メダル!「ここまで頑張ってきてよかった」 東京女王の大技「自分もできる」から3年

スポニチアネックス 2024年7月29日 1時37分

 ◇パリ五輪第3日 スケートボード(2024年7月28日 コンコルド広場)

 女子ストリートで、世界ランク1位で五輪初出場の14歳・吉沢恋(ここ、ACT SB STORE)が272・75点で金メダルを獲得した。21年東京大会の西矢椛に続いて日本勢が連覇を飾った。

 ランの1本目からハイスコアをたたき出すなど予選は1位で通過。「思っているよりも楽しんでいた」と夢舞台にも自然体の14歳が、決勝でも躍動した。

 ランを終えて2位。5本のベストトリックでは2本目に86・34点、4本目に96・49点をマーク。金メダルを決めて臨んだ5本目のトリックをメークして89・46点とすると両手をパリの空に突き上げた。

 「ここまで頑張ってきて良かったと思う。自分をここに立たせてくれたのは、追いかけてきた先輩たちのおかげ。感謝して、追いかけられる存在として頑張っていきたい」

 兄の心さんに見よう見まねで、スケボーを始めたのは7歳の時。地元・相模原市のパークで周りの人たちから技を習い、ぐんぐんと上達を見せた。ただ、当時は積極的に競技会に出ることはなかった。3年前、東京五輪で初代女王となった西矢椛が披露した大技「ビッグスピンボード」を目にし、驚いた。自分もできる技だ、と。

 パリ五輪予選シリーズに参戦したのは、昨年2月にアラブ首長国連邦(UAE)シャルジャで開催された第2戦から。初戦は予選落ちに終わったものの、同6月の第3戦で順位を1桁に上げると、第4戦以降は全体会で決勝に進出。得点配分がグンと上がった。第2フェーズと呼ばれる後半2戦では、3位、そして初優勝し、見事総合1位でパリ行きを決める、周囲も驚く急成長を見せ、一気に頂点に駆けあがった。

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