◇インターリーグ ドジャース-アストロズ(2024年7月28日 ヒューストン)
ドジャースは28日(日本時間29日)、敵地でのアストロズ戦に臨む。先発はリバー・ライアン投手(25)が務める。
大学で二刀流だったライアンは21年にパドレスに11巡指名され、マイナーで遊撃手、二塁手として育成される予定だった。しかしながらドジャースはライアンの投手としての才能に目を付け、22年3月にトレードで獲得し、投手として育ててきた。今年のマイナー成績は8試合に登板し、24・1イニングに投げて、防御率2・22。7月22日に昇格し、ジャイアンツ戦で6回途中まで1失点、自責0の好投だった。
以下、ライアンと一問一答。
―メジャーでも二刀流をやりたい気持ちは?
「メジャーで野手で成功するのは夢だった。でもあいにく今はその立場にはない。投げるだけだ。でも文句はないよ。メジャーリーグの投手なのだから」。
―パドレスの野手時代のことを教えてください。
「一年目に肩を痛めリハビリもあって、本来のミドルフィールダーとしてではなく、もっぱらDHと一塁手でプレーした。打つ方は打率は・308だったけど、打数はたったの38だから、サンプルとしては小さい」。
―いずれ野手もやれたらと思っているか?
「実は登板日のルーティンでノックでゴロを受けている。それをすることで野手をやりたいという気持ちを満たしているんだ」。
―来年、大谷が二刀流で復活する。それをチームメートとして間近で見れれば、あなたがメジャーでも将来的に二刀流をやる手助けになるのでは。
「(笑)。かもね。でも翔平に、そのことで迷惑をかけるつもりはないよ。今の僕は打つ必要はない。投げるだけさ」。
―大谷をどう見ている?
「すごいね。打っても投げても、球界のベストプレーヤーの一人。見ていて本当に楽しいよ」。
―MLBは可能なら二刀流選手が増えてほしいと思っているようだけど、実際それで成功するのは難しい、あなたの考えは?
「体への負担が大きいと思う。先発で長いイニングを投げて、その上で打つ。大変なのは確かだ。私が将来的にどうなるかは監督が決めること。監督に言われたことをやっていくだけだ」。
―今年の目標は?
「もちろん、ワールドシリーズで優勝したい。チームがそれを達成するために、できることは何でもやりたいですね」。