開幕2連勝中の男子サッカー日本代表は28日、1次リーグ最終第3戦のイスラエル戦（30日、ナント）に向け、ナント市内の練習会場で調整した。
1次リーグ初戦で負傷交代し、第2戦はベンチに入らなかったFW平河悠（23＝ブリストルC）は完全別メニューながらランニングやボールを使用した練習を行った。
じん帯を痛めたとみられていたが、驚異的な回復ぶりを披露。練習後の取材では「ケガした時はこの五輪で出場するのは難しいと思ったけど、メディカル（スタッフ）の方の力も借りて少しずつピッチに戻るなど回復が予定よりもはるかに早い状態。自分でもびっくりするくらい、日に日に良くなっている。チャンスはゼロではない。その（出場できる）希望を持ってプレーしている」と説明した。
初戦のパラグアイ戦で前半25分に相手からアフタータックルを食らい、右足を痛めた。一度はプレーを再開したが、続行不可となり担架で運ばれ交代。「悔しいかたちでの交代になったが、全てはその先のための決断をした」と振り返った。
チームは既に8強入りを決め、決勝トーナメント進出は確定している。「第3戦で出るのは厳しいかもしれないけど、いいかたちで決勝トーナメントを戦えるようにサポートなど、どういう場所でも貢献したい。ここで終わりたくない。やれることをやってピッチに立ちたい」と準々決勝からの出場を見据えた。