◇第106回全国高校野球三重大会決勝 菰野2-0鈴鹿(2024年7月29日 四日市市営霞ケ浦球場)
三重大会は菰野が鈴鹿を下し、16年ぶり3度目の夏切符を手にした。
スタメン全員2年生とフレッシュな菰野は初回1死三塁から3番・加瀬大雅の一塁強襲の適時内野安打で先制。5回には2死一、二塁から2番・中川漣心が中前へ適時打を放ち加点した。
投げてはエース・栄田人逢が7回1死一、二塁のピンチをしのぐと2点差の9回1死一、二塁も遊ゴロ併殺でゲームセット。粘り強く投げ完封勝利を飾った。
菰野は大会前に前監督が部員への体罰や不適切な言動があったとして解任され、今夏は森田亮太部長が指揮を執った。
この日は同校OBの中日・岡林もスタンドで観戦。後輩たちにエールを送った。
ノーシードから決勝まで勝ち上がった鈴鹿は20年ぶり2度目の甲子園を目指したが、最後まで本塁が遠く涙をのんだ。