◇第106回全国高校野球和歌山大会決勝 智弁和歌山3―1近大新宮(2024年7月29日 紀三井寺)
智弁和歌山が近大新宮を4―2で制し、2年ぶり27度目の優勝を飾った。
2年生で背番号1を背負う、渡辺颯人が8回2/3を8安打2失点と好投。9回2死から3連打で満塁のピンチを招き、味方の失策で2点を失って降板と
なったが、2番手・中西琉輝矢(3年)が最後の打者を中飛に打ち取った。
昨夏は初戦で高野山に敗れてまさかの敗退。雪辱を果たし、2年ぶりの夏の甲子園切符をつかんだ。
2年生エースの渡辺は「勝つことが1番なので、1人1人抑えることを意識していた。自分が最後ピンチを作ってしまって、最後に琉輝矢さんが抑えてくれたので嬉しかった」と喜びをかみしめた。