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17歳・成田実生が400M個人メドレー決勝進出 「心が折れそう」も後半追い上げ 谷川亜華葉は予選落ち

スポニチアネックス 2024年7月29日 18時19分

 ◇パリ五輪第4日 競泳 女子400メートル個人メドレー予選(2024年7月29日 ラデファンス・アリーナ)

 女子400メートル個人メドレー予選が行われ、成田実生(17=ルネサンス金町)が予選2組で4分37秒84の2位に入り、全体5番目で上位タイム8人による決勝進出を決めた。同組の谷川亜華葉(21=イトマン近大)は4分43秒18で8位、全体13番目に終わり予選落ちとなった。決勝は現地午後8時30分(日本時間30日午前3時30分)から行われる。

 成田は3泳法目の平泳ぎで5番手まで追い上げ、最後の自由形で一気に3人を抜いた。昨年4月の日本選手権で200メートルと400メートルの個人メドレー2冠に輝き、日本代表として福岡世界選手権に出場。同年9月の杭州アジア大会では400メートル個人メドレーで銅メダルを獲得した。水の抵抗が少ない泳ぎが持ち味で、今年3月の日本代表選考会では派遣標準記録を突破する4分35秒40をマークして優勝。初の五輪切符を手中にしていた。

 ▼成田 前半は結構周りが速くて心が折れそうになったが、自分のここでの目標は決勝で予選と違うジャージーを着て、この舞台で戦うことだったので、後半に絶対チャンスがあると思って泳いだ。ちょっとだけ余力も残せたと思うので、決勝は自分のレースをしたい。

 谷川は高3だった21年、日本選手権の女子400メートル個人メドレーで2位に入り、18歳で東京五輪に出場。日本競泳女子史上初の1大会2冠に輝いた大橋悠依らと出場した本大会は予選落ちに終わり、当初は落ち込んだが、出場した事実を自信に変えてレベルアップ。今年3月の日本代表選考会で4分35秒60をマークして2位となり、2大会連続の五輪出場を決めていた。

 ▼谷川 結果は出なかったが、最近の中では一番よかった。悔いはあるけど悔しい気持ちもある。まだインカレや国体もあるので、そこでぶつけたい。

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