フェンシング女子サーブル個人が29日、グランパレで行われ、世界選手権2連覇中の江村美咲（25＝立飛ホールディングス）は自身の初戦となる2回戦でオレナ・クラバツカ（32＝ウクライナ）と対戦し、15―14で辛勝して3回戦に進んだ。
開始から4連続失点する苦しい立ち上がりとなった。その後、追い上げたが、10―12から3連続失点するなど突き放すことができず14―14となった。最後の1点を取りきって際どい勝利を収めた。
江村は大分県出身。元日本代表選手の両親の影響で小学3年時にフェンシングを始め、15歳で世界選手権に出場。22、23年には世界選手権を連覇した。
初出場の東京五輪は2回戦敗退。2度目の出場となるパリでは、開会式でブレイキン男子の半井重幸とともに日本選手団の旗手を務めるなど注目を集めており、金メダルを目指して競技に臨んだ。