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柔道73キロ級・橋本壮市 必殺技“橋本スペシャル”で準々決勝進出!会場も大歓声 最年長32歳初五輪

スポニチアネックス 2024年7月29日 19時31分

 ◇パリ五輪第4日 柔道(2024年7月29日 シャンドマルス・アリーナ)

 男子73キロ級の橋本壮市(32、パーク24)が29日、初戦となる2回戦に登場。マーク・フリストフ(24、ブルガリア)を破り準々決勝進出を決めた。

 2度の落選を乗り越え、男子では日本柔道界歴代最年長となる32歳での初の五輪。「年齢的な部分は、そんなに意識していない。しっかり金メダル獲らないと名は残らないと思うので、金メダルを獲って史上最年長の記録を達成したいと思う」と意気込んでパリに乗り込んだ。言葉通り、気迫のこもった柔道で準々決勝進出を決めた。

 開始10秒すぎにいきなり得意の左の袖釣り込み腰“橋本スペシャル”がさく裂した。豪快な投げ技に柔道大国・フランスの観衆から大歓声が巻き起こる。その後も“橋本スペシャル”を連発し相手につけいる隙を与えなかった。最終的に技ありで勝負あり。初五輪の4分間を戦い終え、軽く息をついた。

 17年世界王者の橋本だが、同じ階級には同学年でもある五輪2連覇の大野将平(旭化成)が君臨。その牙城を崩せず、16年リオデジャネイロ五輪、21年東京五輪と代表争いで敗れた。22年世界選手権は2位、昨年は3位と着実に実績を積み、同年8月のマスターズ大会を制したことが決め手となり、パリ五輪代表に内定した。

 ◇橋本壮市(はしもと・そういち)1991年(平3)8月23日生まれ、静岡県出身の32歳。神奈川・東海大相模高、東海大を経て14年4月からパーク24所属。6歳の時に地元の育誠館で柔道を始める。中学から親元を離れ東海大相模へ。81キロ級だった高3のインターハイで優勝。大学時代に73キロ級に階級を下げ、社会人2年目の15年選抜体重別選手権で秋本啓之、大野将平と2人の世界王者を破り初優勝。16年から国際大会でも勝ち始め、初出場だった17年世界選手権を制覇。

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