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“不可解判定”で敗れた永山竜樹「ガリゴス選手への誹謗中傷は控えて」と呼び掛け 敗戦後の握手拒否を謝罪

スポニチアネックス 2024年7月29日 21時33分

 27日に行われたパリ五輪の柔道男子60キロ級で銅メダルを獲得した柔道男子60キロ級に永山竜樹(ながやま・りゅうじゅ、28=SBC湘南美容クリニック)が29日、自身のSNSを更新。準々決勝で対戦した23年世界王者のフランシスコ・ガリゴス(29=スペイン)への誹謗(ひぼう)中傷をやめるように呼び掛けた。

 永山はまず「パリオリンピックたくさんの応援ありがとうございました。目標には届きませんでしたが、みなさんの応援のお陰で最後まで戦い抜くことが出来ました」と声援に感謝。

 そして「準々決勝に関しては、お互い必死に戦った結果なので、ガリゴス選手への誹謗中傷などは控えて頂きたいです」と呼び掛け。「審判の方も判断の難しい状況だったと思います。敗戦後に抗議をして握手に応じれなかったことは申し訳なく思っています」と謝罪の思いをつづった。

 「まだ悔しい気持ちがありますが、みなさんからの温かいメッセージに元気をもらっています。本当にありがとうございます」とお礼のメッセージ。「今回のパリオリンピックでの経験を活かして、また4年後に成長した姿を見せれるように日々精進していきますので、応援の程よろしくお願い致します」と結んだ。

 準々決勝で、永山は「待て」が掛かってからも約6秒絞められ、ほんの一瞬、意識を失ったことで一本負けの非情通告。「正直、何が起きたか分かっていなかった」としつつも、「自分の隙が生んだ負けだと思う」と認めた。

 柔道精神、スポーツマンシップに反するガリゴスの行為、それを認めた主審の判断には、男子代表の鈴木桂治監督が昼休憩中に抗議。しかし、審判団は聞く耳を持たず、指揮官は「あり得ないこと」と語気を強めた。

 その後、ガリゴスのインスタグラムには「謝罪すべき」「あんな勝ち方して、恥ずかしくないのですか?」「審判が“待て”と伝えたのに…」「残念です」「反則してまで勝ちたいんですか?」などと非難の声が殺到する事態となっている。

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