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92年ぶり表彰台!馬術日本が銅 戸本「奇跡の連続だった」 緊急出場の田中は愛馬称え「スーパーな仕事」

スポニチアネックス 2024年7月29日 21時44分

 ◇パリ五輪第4日 馬術(2024年7月29日 ベルサイユ宮殿)

 総合馬術の団体で、日本が銅メダルを獲得した。馬術での日本勢の表彰台は32年ロサンゼルス五輪の障害飛越個人で金メダルを獲得した“バロン・ニシ”西竹一以来、92年ぶり。ベルサイユ宮殿で、快挙を達成した。英国が91・30点で金メダル、フランスが103・60点で銀メダルだった。

 競技前の大アクシデントを乗り越えた。28日の第2種目クロスカントリーを終えてメダル圏内の3位につけ、最終種目の障害馬術を迎えたが、北島隆三(乗馬クラブクレイン)の馬が馬体検査をクリアできず、20点減点。日本は5位に下がった。

 減点法で点が少ない方が上位となる総合馬術。北島に代わって出場したリザーブの田中利幸(乗馬クラブクレイン)が タイムオーバーでの減点はあったが、全ての障害を飛越。続く戸本一真(日本中央競馬会)が減点0の快走でメダル圏内の3位に浮上すると、3人目の大岩義明(nittoh)が減点を0・40点にとどめ、快挙の扉を切り開いた。

 戸本は「諦めなかったら、いいことがあるな。奇跡ですね。奇跡の連続だった。長いことこのチームでやってたので。全てが奇跡だった。感謝しかない」と歓喜に浸った。

 急きょの出場できっちりと役割を果たした田中は「馬も試合モードじゃなかったので不安だったが、今日乗った時はピリっと変わってスーパーな仕事をしてくれた」と愛馬を称えた。

 北島は「信じられない。4人でとれたことが奇跡的。考えられない。最高のチームでした。長く長くかかりましたが、ようやく悲願のメダルにたどり着いた。(田中の競技は)見てられなかった。息できなかった」と話した。

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