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舟久保遥香が3位決定戦進出!9秒負けの悔しさバネに得意の寝技で一本 日本柔道通算100個目メダル必ず

スポニチアネックス 2024年7月29日 23時8分

 ◇パリ五輪第4日 柔道(2024年7月29日 シャンドマルス・アリーナ)

 女子57キロ級の舟久保遥香(25、三井住友海上)が29日、敗者復活戦でマリツァ・ペリシッチ(24=セルビア)から横四方固め一本を奪い3位決定戦に進出した。

 準々決勝での開始9秒一本負け。舟久保は敗戦直後、正座したまま呆然と動けなかった。そこから何とか気持ちを切り替えて臨んだ敗者復活戦で、しっかりと舟久保の柔道を体現した。し烈な主導権争いの中で、ついに寝技への突破口を開いた舟久保。抑え込みに入るとスタンドからもカウントダウンの掛け声も。横四方固め一本で勝利をつかんだ。

 寝技のスペシャリストとして、22、23年の世界柔道で銀メダル。開会式前には「悔いのないよう全て出し切り、金メダルを獲得します」と世界一を誓っていた。パリ五輪での金メダルの道は途絶えたが、意地の銅メダル獲得まで自身の柔道を貫く。

 ◇舟久保遥香(ふなくぼ・はるか)1998年(平10)10月10日生まれ、山梨県出身の25歳。山梨・富士学苑高を経て17年4月から三井住友海上所属。6歳で地元の大明見スポーツ少年団で柔道を開始。高校時代は2、3年でインターハイを制し、世界ジュニア選手権は15、17、18年と3度制覇の快挙。シニアの国際大会でも21年以降に結果を出し、世界選手権は22、23年と連続2位。

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