Infoseek 楽天

大谷翔平 自己最多盗塁更新で史上初「50-40」見えてきた!“走り屋”ロバーツ監督「見ていて楽しい」

スポニチアネックス 2024年7月30日 1時31分

 ◇インターリーグ ドジャース6-2アストロズ(2024年7月28日 ヒューストン)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)は28日(日本時間29日)、アストロズ戦で4打数無安打だったが、9回に二盗を決め、今季107試合目で早くも自己最多となる27盗塁をマークした。7月は同じく自己最多の月間11盗塁と量産。年間48本塁打&40盗塁ペースに乗せ、史上初の同一シーズン50本塁打&40盗塁の「50―40」も現実味を帯びてきた。

 今季の大谷は常に先を狙う。5―2の9回。先頭で四球を選ぶと、続くT・ヘルナンデスの初球にすかさずスタートを切り3試合連続で二盗を決めた。

 シーズン107試合目で21年の26盗塁を上回り、30歳にしてキャリアハイを更新。後続の犠飛で貴重な追加点を踏んだ。現役時代通算243盗塁、盗塁成功率80・7%で「21世紀最高の走り屋」とも称されたデーブ・ロバーツ監督は「翔平が走ると、多くが得点につながる。多くの形で勝利に貢献してくれる。プレーを見ていて楽しい」と目を細めた。

 昨年9月に右肘を手術した影響で打者に専念する今季は、キャンプから熱心に走塁練習に取り組んできた。盗塁増について「単純にスプリント(短い距離のダッシュ)能力も上がっている。チャレンジ(する気持ち)は去年よりも持っている」と語るように、積極的に仕掛けてきた。後半戦に入って初めてシーズン40盗塁ペースに乗せ、過去5人しかいない「40―40」どころか前人未到の「50―40」も視野に入ってきた。

 27盗塁はリーグ4位で失敗は4度しかなく、成功率は指揮官の現役時代を超える87・1%だ。ロバーツ監督は、相手投手の癖など情報を共有するクレイトン・マッカロー一塁コーチの存在も大きいとし「翔平は試合前にしっかり勉強をして臨む。積極性や体調の良さも成功につながっている」と分析した。

 6回途中1失点でメジャー初勝利の25歳のライアンも「信じられないよ」と破顔一笑。大谷は無安打で3試合連続の複数安打も止まったが、チームの連敗を2で止めるのに、足でしっかり貢献した。

《球宴ユニ 約2086万円で落札》

 ◯…大谷のサイン入り今夏球宴ユニホーム(未使用)が「MLBオークション」で13万5510ドル(約2086万8540円)で落札された。ナ・リーグのユニホームの背番号17の7の部分に大谷のサインが入り、入札は136件で、未使用品では異例の高値がついた。25日には球宴で使用したヘルメットが同オークションで16万10ドル(約2480万円)で落札されていた。

この記事の関連ニュース