コロナ禍で開催延期になっていた「第30回世界少年野球大会」が29日、福岡県大野城市で開幕した。
14の国と地域から84人の少年少女が参加。世界少年野球推進財団の王貞治理事長(84)は「参加してくれた子供たちの目の輝きと笑顔が活力を与えてくれる。福岡は第二の故郷。実現できてうれしい」とあいさつした。
また2021年1月に86歳で死去した大会の創始者であるハンク・アーロン氏への思いを問われると「人間は途切れるものだけど、思いはつながっていく」と故人をしのび、大会の発展を願った。
大会は8月5日まで福岡県内9つの自治体で、野球教室や国際交流試合が行われる。