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超奇跡!体操ニッポン大逆転金 橋本「諦めなくて良かった」 岡「最高すぎます」 萱「夢はかなえられる」

スポニチアネックス 2024年7月30日 3時56分

 ◇パリ五輪第4日 体操(2024年7月29日 ベルシー・アリーナ)

 体操ニッポンが奇跡を起こし、2大会ぶりに金メダルを奪回した。団体総合決勝が行われ、橋本大輝(セントラルスポーツ)、萱和磨(同)、谷川航(同)、杉野正尭(徳洲会)、岡慎之助(同)の日本が259・594点で16年リオデジャネイロ五輪以来となる金メダルを獲得した。

 最終種目・鉄棒を迎えた段階で、首位の中国と3・267点差という絶望的な状況。諦めていた選手は誰もいない。奇跡を信じて自らの演技を遂行した。

 杉野がノーミスの演技。岡もつなぐと、奇跡の扉が開く。中国の2人目がまさかの2度落下で信じられない低スコアに。日本の最終演技者として登場した大エース・橋本が、意地を見せた。

 離れ技を次々に決め、予選では大きなミスがあった着地までまとめた。中国の最終演技者・張博恒がミスなくまとめても、日本の得点を超えられない。金メダルが決まると、歓喜の輪が広がった。

 橋本が「みんなに助けられた金。この4人がいなかったら絶対に取れなかった。諦めなくて良かった」と言えば、岡も「最高すぎます」と充実感に浸っていた。萱は「頭の整理が追い付いていない。夢なのかなってほっぺたつねってベタな確認をした。夢はかなえられるって証明できた」と話した。

 杉野も「五輪ってほんとに憧れの舞台。金メダルも小さい頃から夢見てやってきた。ここまでやってきて良かった」と話し、谷川も「みんなに救ってもらってやっと取れた。自然と涙が出てきたり。なんていっていいか分からないけど、体操をやっていて良かった」と言葉をつないだ。

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