フジテレビの岸本理沙アナウンサー(24)が30日、同局の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。スケートボードの男子ストリートで、大逆転で21年東京五輪に続いて五輪連覇を成し遂げた堀米雄斗(25=三井住友DSアセットマネジメント)に興奮の様子を見せた。
堀米は予選は3組で滑り、270・18点をマークして全体4位で通過。決勝ではラン1本目で89.90点を出し、ランを終えて全体4位、ラントップのヒューストン(米国)の93.37点まで3.47点差でベストトリックへ。その1本目で94.16点の高得点を出し、上位と差をつめた。しかし、2回目から4回目まで失敗し、得点を残せなかった。最後の1本。96.98点がトップに並ぶには必要な中で大技「ノーリーフロントサイドビッグスピン・ビッグスピンアウト」を決め、97.08点をマーク。281.14点で、ジャガー・イートン(米国)の281.04点を0.1点上回り、大逆転で連覇を手にした。
MCの谷原章介から「連日の熱戦で寝てない方多いと思うんですけど、岸本さんは何に注目していますか?」と振られた岸本アナは「私はもうスケートボード男子。堀米選手、まさかの金メダル。逆転劇、凄かったですね、本当に」と興奮気味に話した。
堀米が最後に決めた大技「ノーリーフロントサイドビッグスピン・ビッグスピンアウト」について、「最後に決めたこの技って、ずっとゼロ、ゼロで続いていて、最後に変えるかと思いきや、あえて挑戦したというのは?」と質問。解説の荒畑潤一氏はこの技について「計り知れないぐらい恐ろしい技。世界中でもこのクオリティーでできるのは堀米選手ぐらい」としたうえで、「このトリックをメイクしないと金はないぐらいの状況だったと思う。そこ(金を獲る)しか考えていなかったと思う」と指摘した。
番組のパリ五輪スペシャルコメンテーターを務める元水泳日本代表の入江陵介氏も「プレッシャーがかかる中での最後のトリック、本当に素晴らしかったですし、持ってるって一言で片付けたら失礼だと思うんですけど、その言葉の裏には見えない努力というか、たくさんあったんだなと。感動をありがとうございました、という一言に尽きるなと思います」と称賛していた。