◇第106回全国高校野球愛媛大会決勝 聖カタリナ学園7―6西条(2024年7月30日 松山中央公園)
聖カタリナ学園が西条を7―6で下し、夏の甲子園初出場を決めた。これで第106回全国高校野球選手権の甲子園大会(8月7日開幕)に出場する全49代表校が出そろった。
先発したエース右腕の有馬恵叶(けいと=3年)が9回途中6失点の熱投を見せるなど、1点差の接戦を制した。
有馬は初回に2安打2四球を許して2点を先制されるも立て直した。
2回先頭から8回先頭の左前打まで打者18人連続無安打。長身から投げ下ろす直球を中心に押し込んだ。
昨年のエース右腕だった河内康介は、23年ドラフト2位でオリックスに入団。河内から背番号1を受け継いだ長身右腕がエースの意地を見せた。
西条は2―7の8回先頭からの4連打で3点を返すも反撃及ばず。秋山拓巳(現阪神)を擁した2009年以来15年ぶりとなる夏の甲子園出場を逃した。