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10年前大ブレークした芸人、テレビから消え「地獄の日々」 月収10万円未満に…番組スタッフともケンカ

スポニチアネックス 2024年7月30日 14時49分

 お笑いコンビ「クマムシ」長谷川俊輔(38)と佐藤大樹(36)が、30日までに更新された千原ジュニアのYouTubeチャンネルにゲスト出演。壮絶な芸人人生を振り返った。

 「クマムシ」は2015年に「あったかいんだからぁ~」のネタで一世を風靡(ふうび)。同年にCDデビューすると、各局の音楽番組に出演したほか、年末には日本レコード大賞特別賞。NHK紅白歌合戦にも出場した。

 だが、歌ネタがブレークしたことで「お笑い番組より歌番組の出演の方が多かった」という。「レコード会社の方と20人くらいでいつも一緒にいた」ため、本業とどんどん遠ざかっていった。

 もどかしさを抱えているうちに、あとから出てきたピン芸人・とにかく明るい安村が大ブレーク。話題を一気にかっさらっていき、クマムシの露出が徐々に減っていったという。

 このとき、コンビ仲は「最悪」の状態に。歌の仕事ばかりが来る状況に「違和感を感じていた」佐藤は、「芸人として恥ずかしいなと正直思ってました」と本音を吐露。2人の溝はどんどん深まり、長谷川は佐藤のSNSをブロックするほど「目に入れたくなかった」と振り返った。

 そんな時、佐藤が、唯一の地上波レギュラー番組だった日本テレビ系情報番組のプロデューサーと大げんか。佐藤は当時について「一人っ子でずっと甘やかされて育ってきたので、早く売れたし社会というものをあんまり知らなかった。イヤなやつだったと思います」と反省するが、この一件を機に長谷川の不満は募るばかり。ある日、仕事に遅刻してきた佐藤にいらだち、柔道の経験からその場で思いっきり背負い投げをしてしまったという。

 これを「暴力」と感じた佐藤は、より心を閉ざすように。周囲の先輩芸人のアドバイスもあり、現在は仲直りしているが、「当時はどん底だった」と回顧。「本当に全く口を利かなかった。レギュラー番組も終了して、ほぼ収入ゼロ。給料、10万円いってないくらいですね」と明かした。

 ジュニアが「よう解散せんかったな」と驚くと、周囲の先輩芸人のアドバイスを受けて長谷川から歩み寄ったという。現在は仲直りしたが、長谷川は当時について「(佐藤は)ダメな奴ですけど、それを俺が笑いに変えてあげられなかった」と反省していた。

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