お笑いコンビ「ダブルアート」が主催した音楽イベント「真剣音楽祭」が29日に大阪・なんばHatchで行われ、吉本興業所属の音楽好きタレントが大挙集まり、満員のファンを喜ばせた。
ダブルアートのタグ（39）と真べえ（40）は現在、有料番組「12才協会」を配信中。その番組企画として今回、音楽イベントを立ち上げた。ダブルアートの2人はプロの芸人になる前はパンクバンド「WARD」として活躍。芸人になる夢をかなえたため、バンドを解散。活動を再開させたばかりで、この日も圧巻のパフォーマンスを披露した。
イベントにはラニーノーズやトニーフランクら芸人の枠にとどまらずプロのミュージシャンとしても活躍するタレントをはじめ見取り図、アインシュタイン、マユリカ、紅しょうが、ニッポンの社長ら豪華メンバーがステージで音楽と笑いを提供した。
約4時間のステージを成功に導いたダブルアートの2人は終演後、ホッとしながらも、真べえは「ぼく、リアルに5回くらい泣きそうになりました」と感無量の表情。タグも「出演者の方々にお力添えいただいて、最高のパフォーマンスができた。来年もできるように頑張りたい」と継続できることを願っていた。
また、見取り図のリリーは「普段は後輩なんですけど、きょうは大きく見えた」とダブルアートを絶賛。ドラムとベースを披露するなど音楽にも腕に覚えのある盛山晋太郎も「芸人が本気で音楽をやってもいいんだ、と思わせてくれるのがダブルアート。ぼくも“WOW WAR TONIGHT”みたいなヒット目指そうかな？」と、ダウンタウン浜田雅功によるお笑い芸人最大のヒット曲を例に挙げていた。