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友近 8年前に父が他界「朝ドラ毎朝見れたって喜んで」エンディングノートには「こういうのもありなんだ」

スポニチアネックス 2024年7月30日 16時18分

 お笑いタレントの友近(50)が30日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。8年前に他界したという父のエンディングノートについて語った。

 8年ぶりの出演となった友近。司会の黒柳徹子が「実は8年前にご出演してくださってすぐ後にお父さまが。72歳でお亡くなりになったんですってね」と明かすと、友近は「そうなんですよね。72ってやっぱり早いですよね」と語った。

 「入院もしていたので」と話し、当時友近はNHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」に出演しており、父が「毎朝楽しんで見てたんですけど」と回顧した。「その最終回を迎えるのには最後までは見れなくって、その直前で父親は亡くなったんですけれどもね。でもまあ最期まで、朝ドラ毎朝見れたっていうので喜んでくれてましたけどね」と続けた。

 親孝行だと言われると「そうですね。病院のテレビで毎日自分の娘の顔が見れるっていうのはうれしかったみたいですけれどもね。離れてても」と懐かしんだ。

 さらに「父親も凄いユニークな人だったので、元気な時からみんなで家族リビングにそろって“エンディングノートを書くぞ”って言って」いたと振り返った。「亡くなった後私たちに残すノートをもう凄くオープンにやってたので、あ、こういうのもありなんだってっていうふうに」思ったという。

 エンディングノートには「お葬式の遺影の写真はこれにしてくれ。自分が気に入ってる写真とか。あとお葬式の曲は『少年時代』をかけてくれ、とか。あと好きな映画は『マッドマックス』」といった内容が書かれており、「“あっ、『マッドマックス』好きやったんや”とかなんか、父親が好きだったものをみんなで振り返ることができたりとか」と友近。「なんか凄く父親をまたさらに知ることができて楽しかったんですよね」と回想した。

 その後友近は「こういう家族みんなで楽しめるノートってありかもしれないな」と思い、「でもエンディングノートって言っちゃうと、なんか終わりに近づいていくノートって感じもするので、名前を『ありがとうノート』、まあ感謝のノートっていうふうに、タイトルにして、あたしのライブのグッズの一つとして作ったんですよ」と打ち明けた。

 ノートにはもしもの時のあいさつや基本情報に加え、「(三途の)川を渡る時に持って行きたいものっていう。それをカジュアルに。リュックサックに入れて。何を持って行く?みたいな。ちょっとそういうもの書いたりとか」と説明した。

 また「自分が次生まれ変わるならっていうことで。クイズ形式、ゲームみたいにいろいろやっていったりとか。なんか楽しくみんなで書き込めるノートを作れたらいいなあっていうことで、こういうのもやったりしてました」とも語った。

 黒柳が「今、お父さまに何かおっしゃりたいことはあります?」と尋ねると、友近は「そうですね。この『ありがとうノート』を作ったのも知らないと思いますし、“お前は何でもネタにするなあ”って言ってると思うんで、“相変わらずバカやってますよ”っていうのはちょっと言いたいなと思いますけどね」と笑ってみせた。

 父はどんな人だったかと問われると「正義感が強くて、本当に人が好きなので、よく会社の同僚とか後輩を家に連れて来てはみんなでお酒飲んで騒いだりして」と表現。「でも凄い仕事のことを応援してくれてたので。最初はちょっとお笑いっていうのは反対してたんですけど、一度賞を獲ったりテレビに出てる姿を見ると、もうこれは絶対にファン第1号としてファンクラブ作るぞ、ぐらいの勢いで」と話した。

 手帳の裏には常に友近の写真を貼っており、共にスーパーに出かけた際にはスーパーの店員に見せるなどしていたこともあったとし、「“やめて!”って言ったんですけど、それもギャグっぽく、警察手帳っぽく見せて、私が笑うだろうなと思ってやってたみたいなんですけど」と目を細めた。

 「周りにあるささいなことを笑いにする父親だったりとか」とも話すと、「今、本当に報告したいこととか見せたいこととか多いので」「この年になっていろいろなこと語りたかったなとか、いろんな旅行行きたかったなとかはありましたけどね。その当時は“もう分かった分かった”とか言うてたので、ああ、今やったなって感じしますね」としみじみと話した。

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