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81キロ級・永瀬貴規 連覇へ初戦突破!階級初の偉業へ吠えた 男子パリ代表で唯一3大会連続出場の30歳

スポニチアネックス 2024年7月30日 17時32分

 ◇パリ五輪第5日 柔道(2024年7月30日 シャンドマルス・アリーナ)

 男子81キロ級の永瀬貴規(30、旭化成)が30日、初戦となる2回戦でアレイン・アプラハミアン(36=ウルグアイ)を合わせ技一本で下し3回戦進出を決めた。

 男子のパリ五輪代表では唯一の3大会連続出場。手足が非常に長い身体的特徴、守りの堅い柔道スタイル、技の切れ味、群を抜く練習量などから、16年リオ、21年東京五輪の男子73キロ級を連覇した大野将平が常々「永瀬こそ最強」と口にするなど一目置かれている永瀬の連覇への挑戦が始まった。

 東京五輪で金メダルを獲得してから3年。進化した永瀬をフランスの観衆に見せつけた。開始1分30秒すぎ、大外刈りからの内股で技ありを奪うと、そのまま素早く抑え込み合わせ技一本。盤石の「永瀬の柔道」で3回戦進出を決めた。クールな永瀬が、勝利を決めた後に気迫の雄叫び。会場から大きな歓声が飛んだ。

 男子81キロ級は、五輪史上連覇を果たした選手がいない階級。永瀬が五輪史に新たな歴史を刻む。

 ◇永瀬 貴規(ながせ・たかのり)1993年(平5)10月14日生まれ、長崎県出身の30歳。長崎日大高、筑波大を経て16年4月から旭化成所属。6歳で地元の養心会で柔道を開始。13年に講道館杯、14年に選抜体重別選手権を初制覇。順調に実績を積み、2度目の出場だった15年世界選手権で初の世界一。16年リオデジャネイロ五輪は3位、21年東京五輪は金メダル。

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