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遠野なぎこ 阿部詩の号泣巡る否定的な意見に怒り「それでも同じ血が通った人間ですか。言語道断」

スポニチアネックス 2024年7月30日 18時22分

 女優の遠野なぎこ(44)が30日、自身のSNSを更新。パリ五輪でまさかの2回戦敗退を喫し、号泣した柔道女子52キロ級の阿部詩(24、パーク24)を巡る議論について私見をつづった。

 詩は28日に行われた2回戦で、世界ランキング1位のディヨラ・ケルディヨロワと対戦しまさかの一本負け。畳に突っ伏し号泣した。畳を降りても会場に響き渡るほど泣きじゃくる姿に、会場の観客はスタンディングオベーションで拍手と「ウタコール」を送った。

 遠野は「“人の心に寄り添えないのか…”」と書き始めると「今回のオリンピックの、阿部詩選手の敗退の涙。その姿に賛否の声があるようで。私には信じられない」と、詩の敗戦後の姿が賛否を呼んでいる現状についてつづった。

 続けて「それでも同じ血が通った人間ですか。…あれだけ美しい涙があるだろうか。…あれだけ美しい叫び声があるだろうか。人は本当に身勝手に何でも言いたがる。自分は同じ土俵に立った事もない癖に」と否定的な意見について断じると「私はとても感動しましたよ。負けた姿を見せてくれた事にも、その現実を身体中で悔しがる姿にも涙をしましたし勇気を頂きました。あんなに泣き叫べる程の努力を我々は果たして1度でもした事があるのか、改めて考えさせられました」と、その姿に感動したことを記した。

 そして「少なくとも、世界の闘いの場に立った事がある人間なんてほんの一握り。どれだけ身を削り生きていらっしゃた事か。私達には想像もつかない世界です。だから、泣いたんです。だから、魂の叫び声が出たんです。そこに文句をつけるなんて、言語道断。何様なんだか。不憫過ぎる」と否定的な意見に怒りをにじませつつ「阿部詩選手、勇気をありがとう。素敵な試合をありがとう。これからもずっと応援しています」とエールを送り締めくくった。

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