Infoseek 楽天

馬術銅の“初老ジャパン”が一夜明け会見 戸本「奇跡に近い」愛馬は既に退厩 拠点に戻る

スポニチアネックス 2024年7月30日 19時1分

 ◇パリ五輪 第5日(2024年7月30日)

 29日の馬術・総合馬術団体で銅メダルを獲得した日本の大岩義明(48=nittoh)、戸本一真(41=日本中央競馬会)、田中利幸(39)、北島隆三(38=ともに乗馬クラブクレイン)が競技から一夜明けた30日、パリ市内のチームジャパンハウスで会見を行った。

 平均年齢41・5歳。“初老ジャパン”として日本では大きな話題となったチーム。戸本は「表彰台からの眺めが信じられないくらい、奇跡に近いと感じている」とし、大岩は「欧州に渡って長い年月かけてようやくたどりついた。ここまで来たんだなと実感がわいた」と話した。

 北島も「昨日は実感がわいてなかったけど、表彰式、会見に出ていることで、やったんだなと」。田中も「表彰台に立った時は凄い景色だった。こみ上げるものがあった。いまだにまだ信じられない」とした。

 前日の競技終了後、パートナーの愛馬たちは拠点の英国に戻ったという。4人は馬の退厩作業をして「ありがとう」などのねぎらいの言葉をかけ、メンバーや関係者で食事会を開いてささやかな祝勝会を行った・

 競技前の大アクシデントを乗り越えての銅メダル。28日の第2種目クロスカントリーを終えてメダル圏内の3位につけ、最終種目の障害馬術を迎えたが、北島の馬が馬体検査をクリアできず、20点減点。日本は5位に下がった。

 減点法で点が少ない方が上位となる総合馬術。北島に代わって出場したリザーブの田中、戸本、大岩が好走のバトンをつなぎ、快挙の扉を切り開いた。

この記事の関連ニュース