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柔道81キロ級・永瀬貴規 盤石の準々決勝進出!階級初の五輪連覇へ3回戦突破 延長戦で技あり難敵討ち

スポニチアネックス 2024年7月30日 19時31分

 ◇パリ五輪第5日 柔道(2024年7月30日 シャンドマルス・アリーナ)

 男子81キロ級の永瀬貴規(30、旭化成)が30日、3回戦でベダト・アルバイラク(31=トルコ)を延長戦の末に下し準々決勝進出を決めた。

 東京五輪で金メダルを獲得してから3年。初戦となる2回戦から進化した永瀬をフランスの観衆に見せつけた。開始1分30秒すぎ、大外刈りからの内股で技ありを奪うと、そのまま素早く抑え込み合わせ技一本。盤石の「永瀬の柔道」で3回戦進出を決めた。

 3回戦でも冷静に相手の動きを見極め、つけ入る隙を与えず。途中で相手への指導が取り消されるなどあったが、動揺を見せず。延長に入り寝技を仕掛け相手のスタミナを削ると、最後は投げ技で技あり。最初は認められなかったがビデオ判定で技ありが認められ順当にベスト8に駒を進めた。

 男子81キロ級は、五輪史上連覇を果たした選手がいない階級。永瀬が五輪史に新たな歴史を刻む。

 ◇永瀬 貴規(ながせ・たかのり)1993年(平5)10月14日生まれ、長崎県出身の30歳。長崎日大高、筑波大を経て16年4月から旭化成所属。6歳で地元の養心会で柔道を開始。13年に講道館杯、14年に選抜体重別選手権を初制覇。順調に実績を積み、2度目の出場だった15年世界選手権で初の世界一。16年リオデジャネイロ五輪は3位、21年東京五輪は金メダル。

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