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”お家芸”男子200M平泳ぎで渡辺一平&花車優が準決勝へ 8年ぶり五輪の渡辺「落ち着いてできた」

スポニチアネックス 2024年7月30日 20時24分

 ◇パリ五輪第5日 競泳 男子200メートル平泳ぎ予選(2024年7月30日 ラデファンス・アリーナ)

 ”日本のお家芸”と呼ばれる競泳男子200メートル平泳ぎの予選が行われ、2大会ぶり出場の渡辺一平(27=トヨタ自動車)と初出場の花車優(24=イトマン東進)がともに準決勝へ進出した。準決勝は現地午後9時47分(日本時間31日午前4時47分)から行われる。

 予選2組に登場した花車は3番手から残り50メートル以降で追い上げ、2分10秒35の1位フィニッシュ。全体では7位タイだった。同3組の渡辺は残り50メートルでトップに立ったが、最後に抜かれて2分9秒86の3位。全体では5位だった。

 元世界記録保持者の渡辺は代表選考会で敗れ、21年東京五輪出場を逃した。その後は左膝の負傷など不振に陥り、一時は引退も考えたが、12年ロンドン五輪男子200メートル平泳ぎ銅メダルの立石諒を指導した高城直基コーチに22年から師事して復調。昨夏の福岡世界選手権で代表入りし、今年3月の代表選考会では自己ベストに迫る2分6秒94で優勝し、16年リオデジャネイロ大会以来の五輪切符を手にしていた。

 ▼渡辺 8年ぶりの五輪の舞台で少し緊張したが、落ち着いてレースはできたかな。準決勝でもある程度のタイムが必要と思うし、いい勝負ができるように頑張っていきたい。

 22年世界選手権銀メダリストの花車は、昨夏の福岡世界選手権では代表落ちしたことで環境を一新。北島康介氏らを育てた平井コーチの下を離れ、バタフライの本多灯を指導する堀之内コーチに師事。キッコーマンも退社して所属もイトマン東京に変えた。今年3月の代表選考会では派遣標準記録を突破する2分7秒7で2位となり、パリ五輪出場を決めていた。

 ▼花車 割と軽く予選を終わらせることができた。(ライバルたちも)準決勝はもうちょっとタイムを上げてくると思う。2分8秒台ぐらいをターゲットにして、自分の感覚とタイムが一致するようなレースができるように、決勝へ向けていいレースができれば。

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