◇セ・リーグ 巨人―阪神(2024年7月30日 甲子園)
巨人の伊藤優輔投手(27)が30日の阪神戦(甲子園)でプロ4年目にして待望の1軍デビューを果たした。
1―4で迎えた7回、3番手として登板。
最初に打席へ迎えた途中出場の島田に粘られたが、9球目の150キロ直球で三飛。近本は7球目のカットボールが高めに外れて四球で塁に出したが、中野を8球目フォークボールで空振り三振。近本の二盗失敗で三振ゲッツーとなり、得点圏に走者を進めることはなかった。
投球内容は1回で打者3人に対して24球を投げ、無安打無失点。1三振を奪って1四球を与え、直球の最速は152キロだった。
伊藤は都小山台、中大、三菱パワーを経て2020年ドラフト4位入団で巨人に入団。だが、新人だった翌21年に右肘の手術を受け、育成契約となった。
リハビリを経て、4年目の今季はここまでイースタン・リーグで29試合に登板して3勝9セーブ、防御率0.90。今月24日に1年目以来の支配下へと返り咲いていた。
24日に川崎市のジャイアンツ球場で行われた1軍練習に合流した際には「スタートラインに戻ってこられた。ここからが本当の勝負」と決意新た。26日に初めて出場選手登録されたが、ここまで出番はなかった。