◇セ・リーグ 阪神5―1巨人(2024年7月30日 甲子園)
阪神は先発・才木が巨人打線を7回途中3安打に抑え、自己最多の9勝目。前川の先制打に続いて、大山、森下の本塁打で勝負を決めた岡田監督は「初戦でいい勝ち方をしたのは良かった」と巨人戦、甲子園100周年シリーズとチームにとって重要な意味を持つカード初戦を取ったことを評価した。以下は一問一答。
――今日の勝利のポイントは。
「やっぱり才木がね、あの、初回。前回もそうだったんですけど、(初回を)切り抜けてからは、安心して見れたので。まあ、ヒットは出てたんだけど、なかなかつながりが悪くて、でも、なんというか、才木も我慢してずっとゼロだったので、そういう意味では(大山の)3ランは大きかったですね」
――才木は久々の勝利でキャリアハイの9勝目。
「一回雨で流れてね、火曜日になったんですけど。これからいいピッチャーに当たるんですけどね、どんどんまた勝ち星増えると思いますけどね」
――大山のホームランは見事。
「いやいや、もうね、なかなかつながりも悪いし、だからそういう意味ではあのホームランは大きかったですね」
――2試合連続のホームラン。状態は上向きか。
「いやいや、練習のときからね、ほんといい感じで打ってたので。だから、そうですね。普通に調子は上がっているので、そんなに力まずに自分のスイングができるようになれば、自ずとね、いい結果が出ると思いますけどね」
――先制打の前川も見事だった。
「あー、セカンドで止まっとけばいいのにね(笑)。無理していく必要なかったんだけどね。まあ、あのバッティングはよかったですけどね」
――森下もダメ押しのホームラン。止まらない。
「うん。今日はちょっとね。最初の1打席、2打席ですか。あんまり良くなかったんですけど、でもね、いい感じを維持しているんじゃないですか」
――リリーフ陣も安定感を見せた。
「(才木は)7回を投げきったら打順が回ってくるので、あそこまでと思ったんですけどね、ちょっと(佐藤輝の)エラーからピンチになったけど、まああそこは左だったので、そこから桐敷を用意していたので、桐敷が最低限の仕事をしてくれましたね」
――これで5連勝。5試合中4試合が2桁安打。
「ああ、だからヒットが出るようになってるんでね、個人個人の調子も上がっていると思うし、もうちょっとつながってほしいですね(笑)」
――いつもと違う甲子園の雰囲気をどう感じたか。
「いやいや、あんまりですねえ…。まあちょっと5回のイニング(の間)が長いくらいやったですね(笑)。あまりそういうことを意識せずにね、これでロードに出るので、甲子園最後なんでね、この3試合はいい試合をしたいと思ったので、そういう意味では今日の初戦をいい勝ち方をしたのでね、良かったと思いますね」
――首位巨人とのゲーム差も縮まった。2度目の5連勝。明日に向けてどんな気持ちで戦うか。
「いやいや、また明日は及川がね、投げますけど、前回もいいピッチングしてたんでね、ゼロに抑えるとかそういうんじゃなしに、自分のいいボールを投げて、自分のピッチングができるようにね、やればいいと思います」