柏は30日、MF高嶺朋樹（26）がベルギー1部コルトレイクへ完全移籍すると発表した。
守備的MFを主戦場とし、球際の強さやプレー強度、利き足の左足から繰り出される高精度フィードが武器。今季は3月の右膝内側側副靱帯損傷の影響でリーグ13試合1得点1アシストだが、プロ5年間でJ1通算136試合出場を誇る。
高嶺はクラブを通じ「このたび、ベルギー1部のKVコルトレイクに移籍することになりました」と報告。「柏レイソルでプレーした1年半は僕にとって、かけがえのない財産になりました。日立台でサポーターの応援を背に、柏レイソルのために戦えたことを本当に誇りに思います。シーズン途中の離脱となりましたが、柏レイソルのことを心から応援しています。今まで応援していただきありがとうございました」と感謝を伝えた。
◇高嶺 朋樹（たかみね・ともき） 1997年（平9）12月29日生まれ、北海道札幌市南区出身の26歳。小学4年生から札幌アカデミーで育ち、筑波大進学。同期には日本代表MF三笘薫（ブライトン）がいる。札幌の特別指定選手として19年4月のルヴァン杯湘南戦でプロデビュー。J1通算136試合出場4得点。1メートル77、74キロ。利き足は左。
◇KVコルトレイク 1901年創設。本拠地はベルギー・ウェスト＝フランデレン州コルトレイク。2000年に財政破綻により3部降格も04―05年に2部昇格。07―08年シーズンに1部に昇格。ホームスタジアムのグルデンスポーレン・スタディオンは8770人収容。