◇セ・リーグ 阪神5―1巨人(2024年7月30日 甲子園)
大山、森下の本塁打で勝負を決めた阪神・岡田監督は「夏の調子が上がってくるバッターがいいバッターやと思うよ、俺は。前半の悪い分を今取り返している」と巨人3連戦先勝を評価した。甲子園100周年シリーズとあって、5回終了時は人気バンドTUBEのミニライブでスタンドを盛り上げたが、試合に集中する指揮官は「見てない。タバコ吸ってた」と一服タイムで頭を切り替えていたことも打ち明けた。以下は一問一答。
――(5回終了時にライブの)-TUBEは長かったですか。
「いやいや、けっこうタバコ吸えたわ、ゆっくり」
――見てはない。
「見てない。ゆっくりしたい方や」
――大山の一発は大きかった。
「そうやな、やっぱりなあ、クリーンアップにな、細かいことでけへんからな。今調子ええから余計にね、変に動いてもあれだから、最初ね、あっこでゲッツー、ゲッツーなったけど、そういうのも全然気にしてなかったし、そんないつもいつも(打線が)つながってたら試合終わらへんやんか(笑)」
――後半は勝ち負けだと、選手もその気になっている。
「いやいや、後半勝負やそれはね、キャンプの時からね、今年は去年みたいにそんなうまくいかないからね、混戦なるっていうのはみんなに前も言ったし、勝負は8月、9月になるよいうのはね、もう2月からのそういうあれだから、そういう意味では前半の悪い分な、それをね後半取り返してるね、そういう感じはするよね、今ね」
――取り返しているという意味では、ゲッツーの後にしっかり点を取れたというのも。
「そうそう。そんなん、クリーンアップにバントなんかさせへんし、そんなのしょうがないよ、そらゲッツーというのは」
――お客さんもいつもより多かった。
「そら分からん、そんなん分からへんよ、数えてないよ、そんなの見て」
――大山、森下がこういう時期に調子上げてきたのは、予想していたか。
「やっぱりあれよ、夏に調子が上がってくるというバッターはいいバッターやと思うよ俺は。ピッチャーもやっぱりな、ちょっと疲れるというかね、ピッチャーはちょっときついね、この暑さだしな、おーん。そこで打つっていうか、そういう意味では、夏に強い選手いうのは、やっぱりね、いい選手と思うよ。自分でバテてしまうんじゃなしにな、そこで上げてくるというのはな」
――才木も久しぶりに勝ちが。
「おお。自責は0やったんやろ?アイツ防御率も気にしてるから、0で良かったし」
――火曜に回ってから初勝利。
「そらあ向こうもエース級くるから、6連戦の頭やからな。そらあ、しょうがない。そんなのいいピッチャーの宿命や、エースとの投げ合いは」
――3点差でも9回はゲラ。
「うん、ゲラ。今日は岩崎は投げさせんつもりやったから。まだ疲れてるみたいやな」
――4枚をうまく回せるのは大きい。
「もう、1人は休ませられるしな」