◇パリ五輪第5日 サッカー男子 スペイン1―2エジプト（2024年7月30日 ボジョワール競技場）
パリ五輪サッカー男子は30日、1次リーグ第3戦が各地で行われ、決勝トーナメント進出を決めたC組のスペインがエジプトに1―2と敗戦。同組2位通過となり、8月2日の決勝トーナメント初戦では日本のいるD組1位と激突することになった。一方、勝ったエジプトは2勝1分けで1位通過決定。決勝トーナメント初戦はD組2位との対戦が決まった。
スペインは第2戦から先発メンバー10人を変更。既に決勝トーナメント進出が決まっているとあって大幅なターンオーバーを決断し、予備登録メンバーからもFWカメージョ（ラージョ・バジェカーノ）、DFモスケラ（バレンシア）、GKイトゥルベ(Aマドリード)の3人をスタメン起用。主将のFWアベルルイス（ジローナ）、MFバエナ(ビジャレアル)、DFクバルシ（バルセロナ）などはベンチメンバーからも外れた。
試合は前半40分に先制を許すと、後半17分にはミスから失点。ディフェンスラインからの不用意なバックパスをエジプト代表FWアデルに拾われ、あっさりゴールを奪われるなど精彩を欠いた。
後半アディッショナルタイムにはFWオモロディオン（Aマドリード）が1点を返すも、1―2と敗戦。決勝トーナメント初戦ではD組1位と対戦することが決まった。
また、同じく1次リーグ突破を決めている日本は同日のイスラエル戦（日本時間30日28時キックオフ予定）を控えているが、勝ち点6の得失点差＋6と2位パラグアイ（勝ち点3）を大きくリードしているため同組首位通過が濃厚。仮に日本が0―5と大敗しても、パラグアイがマリに4点差以上で勝利しなければ2位に転落しないという、圧倒的有利な状況にある。そのため決勝トーナメント初戦でいきなり優勝候補スペインと対戦しなければならない可能性が高くなった。
＜サッカー男子1次リーグC組最終順位＞
※1位エジプト 2勝1分け勝ち点7
※2位スペイン 2勝1敗勝ち点6
3位ドミニカ 2分け1敗勝ち点2
4位ウズベキスタン 1分け2敗勝ち点1
（※が決勝トーナメント進出）