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広島・矢野 同日に都市対抗優勝に貢献した兄・幸耶に負けじと3安打3打点の大暴れ

スポニチアネックス 2024年7月31日 5時45分

 ◇セ・リーグ 広島6―3DeNA(2024年7月30日 マツダ)

 堅守で売り出し中の広島・矢野が効果的な3安打を放ち、連敗を2で止め、首位・巨人に再び2ゲーム差に迫る勝利を呼んだ。3度の得点回全てに絡む今季6度目の猛打賞で計3打点。「狙い球を絞って打席に入ったことが良い結果につながった」と表情を緩めた。

 同じ失敗は繰り返さない。15日の対戦で2三振(1四球)に斬られた左腕・浜口との再戦。2回先頭で右中間三塁打から先制の本塁を踏むと、3―0とした3回1死二、三塁では中前へ2点適時打だ。「前回やられたところを反省し、手を出す球と出さない球を決めていた」とうなずいた。

 試合後にうれしいニュースが届いていた。完投勝利の玉村と上がった本拠地お立ち台で「僕のお兄ちゃんが社会人野球の決勝で4安打3打点、2本塁打を放って優勝したそうです」と第一声。同じ日の都市対抗野球決勝で三菱重工Eastの初優勝に貢献した4学年上の兄・幸耶の活躍をファンに報告した。

 「今もそうだけど、野球を始めたキッカケが兄なので、ずっと追いかけている感じ。兄が大きな舞台で活躍したら、頑張らないといけないと刺激になる」

 同じ遊撃手の兄から助言を受けながら成長する25歳。5回にも、2番手・佐々木からプロ初となる1試合2本目の適時打を右前へ運び、新井監督は「今日はお兄ちゃんも大活躍だったそうで、親御さんも喜ばれていると思う。素晴らしいヒットだった」と絶賛した。  

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