◇セ・リーグ 阪神5―1巨人(2024年7月30日 甲子園)
阪神・森下の勢いが止まらない。8回無死からの第4打席。4番手の平内から広い甲子園の左中間へ8号ソロを放った。自己最長を更新する5試合連続打点でリードを4点に広げ、宿敵の息の根を止めた。
「ジャイアンツも(7回に)1点取っていたので、次の1点を取らないとまだわからなかった。先頭で出ようという意識でいた」
6回には2番手の中川から中前打を放ち、大山の3ランを呼んだ。初回の遊ゴロ併殺を、試合を通じて挽回した。26日中日戦で始まった後半戦は4試合連続複数安打。その間16打数10安打、打率.625と打ち続けている。
「打線がつながるところが、点を取れたり、勝てていたりする要因だと思う。あす以降もその打線の一部になれるようにしたい」
前半戦は誰が入ってもバットが湿った「魔の3番」が、ようやく機能し始めた。