◇パリ五輪第5日 バスケットボール男子1次リーグB組 日本ーフランス(2024年7月30日 ピエール・モロワ競技場)
男子バスケットボール日本代表(世界ランク26位)は、パリ五輪1次リーグB組2戦目で開催国フランス(同ランク9位)と対戦。前半は44ー49と5点差で終えた。
五輪初戦となった昨夏W杯王者ドイツとの試合では、前半善戦しながら、後半に失速すると一気に突き放されて77ー97で黒星を喫した。
2戦目は完全アウェーの中で開催国フランスと対戦。フランスはNBAで4度の最優秀守備賞に輝いた216センチのルディ・ゴベア(32=ウルブズ)、今季のNBA新人王で攻守にわたり1人で何役もこなす“新時代の怪物”こと224センチのビクター・ウェンバンヤマ(20=スパーズ)のツインタワーを中心に世界最高峰の守備を誇る。
この試合では河村勇輝(23=横浜BC)、 比江島慎(33=宇都宮)、渡辺雄太(29=千葉)、八村塁(26=レイカーズ)、ジョシュ・ホーキンソン(29=SR渋谷)の5人が先発に名を連ねた。
第1Q開始早々にウェンバンヤマの上から八村がジャンプシュートを決めてチーム初得点。その後は河村が積極的な攻撃を見せて、2本の3Pシュートを含む10得点、八村も9得点をマークし、このクオーターは25―32と7点差で終えた。
第2Qも接戦の展開で、残り4分39秒から八村、ホーキンソンそして途中出場でこの日が誕生日の富樫勇樹(31=千葉)が3連続で3Pシュートを決めて40―40の同点に追いついた。しかしその後連続失点を喫しながらも善戦の内容で前半は44ー49で終えた。
チームトップは1本の3Pシュートを含む八村が14得点。日本の武器である3Pシュートは15本試投で7本成功。3P成功率は47%だった。
フランスはウェンバンヤマがフィールドゴール100%で2本の3Pシュートを含む10得点をマーク。チームトップはNBAでもプレー経験もあるエバン・フォーニエが11得点をマークした。