ブルージェイズの菊池雄星投手（33）がアストロズにトレードで移籍することになった。29日（日本時間30日）に両球団から発表された。若手3選手との交換でア・リーグ西地区で首位争いを繰り広げるア軍が8年連続のプレーオフ進出を狙い、故障者が相次ぐ先発の強化を図った。
菊池はメジャー6年目。3年契約の最終年の今季は、ここまで地区最下位のブ軍で22試合に登板して4勝9敗、防御率4・75だった。前回26日の本拠地でのレンジャーズ戦では5回途中5失点で勝敗つかず。30日の東部時間午後6時（日本時間31日午前7時）のトレード期限が迫る中で移籍情報も流れていただけに、降板時は地元のファンから温かい拍手を浴び「3年間このチームでやってきて良かった。少し感情的になった」と語っていた。
ア軍は菊池獲得のために、いずれも将来性のある投手のブロス、野手のロパフィド、ワグナーを放出。ワグナーはメジャー通算422セーブを記録したビリー・ワグナーを父に持つ巧打の内野手だ。