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天心も驚いた「僕とは正反対」五輪スケボー連覇・堀米雄斗の裏の顔「選ばれし人間なんだろう」

スポニチアネックス 2024年7月31日 11時31分

 スケートボード男子ストリートで2連覇した堀米雄斗(25)と同年代で、親交の深いボクシング転向4連勝中の“神童”那須川天心(25=帝拳)が、盟友の素顔を明かした。性格は正反対でも、高みを目指す姿勢に共感し合う2人。天心は「やることをやってきたやつに、最後は勝利の女神はほほ笑む」と快挙を称えた。

 雄斗が金メダルを手にした瞬間、思った。「やることをやってきたやつに、最後は勝利の女神はほほ笑むんだな」と。雄斗とは20年ごろ、初めてインスタライブをしてから本格的に連絡を取るようになった。練習拠点の米国から帰国する時には必ず連絡をくれるし、定期的に食事に行くようにもなった。

 知り合う前は物静かな印象だったけど、心を開いたら全く違った。楽しくて、めちゃくちゃいいやつ。“うぇーい!”みたいな感じの僕とは正反対のタイプだけど、ここまで仲良くなれたのは通じるものがあるから。僕らは常に“何かやってやろう”という気持ちを持ち続けている。周りに何を言われても左右されない、軸があるところが似ているかな。

 雄斗とは競技についての話をしたことは一度もない。お互いの試合後に「いや~、かましたね!今度メシ行こう!」みたいなノリ。20日に僕が初KO勝利した試合後も「かましたね、やばいね」と、メッセージをもらった。そんな感じの、ざっくりしたやりとりで高め合っている。

 昨年末の世界選手権で僕はテレビのゲストとして会場で見守った。ただ雄斗はケガの影響もあってか、あまり調子も上がらず、思ったような滑りができなかったみたい。僕を含めて周りも、今回の五輪(出場)は難しいかも、という話をしていた。

 ただ後日、他の友人も交えて食事に行った時、本人に落ち込んだ様子は全くなかった。状況は本人が一番分かっていただろうし、僕らもあえて五輪の話題に触れることはなかったけど、雄斗の芯の強さを感じた。その中で、最後の最後に結果を残すことは同じ競技者して尊敬する。持っているというか、選ばれし人間なんだろう。

 ここまで来たら雄斗には自分のやりたいことをとことん突き詰めてほしい。あれだけいろんな凄い技ができる。最終的には宙に浮いてほしいかな(笑い)。そういった幻想を抱かせてくれる存在。同じ競技者としてこれからも一緒に日本を引っ張っていこう!

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