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体操女子は8位 エースが喫煙&飲酒で代表辞退も4人完全燃焼 岡村「みんなで応援しながらできた」

スポニチアネックス 2024年7月31日 3時17分

 ◇パリ五輪第5日 体操 (2024年7月30日 ベルシー・アリーナ)

 女子団体総合決勝で、岸里奈(16=戸田市SC)、岡村真(19=相好ク)、中村遥香(16=なんばク)、牛奥小羽(19=日体大)の日本は合計159・463点で8位。64年東京大会以来、60年ぶりのメダル獲得はならなかった。

 エースの宮田笙子が開幕前に飲酒、喫煙問題で代表を辞退する緊急事態。28日は宮田が用意した赤と白のヘアピンをつけて予選に臨み、5位で通過していた。

 最初の種目の平均台で、3番手の中村が落下する波乱のスタートも、全力を尽くした。跳馬のスペシャリストの牛奥はきっちり決めて両手でガッツポーズ。最後の段違い平行棒まで、メンバー4人が夢舞台を懸命に駆け抜けた。

 大会前に競技とは違う形で注目を浴びたが、チームで演技をつないだ4人は胸を張った。牛奥が「この経験を生かしてこれからも頑張りたい」と言えば、「みんなで声をかけあい応援しながらできた。次が楽しみで仕方ない」と岡村は笑った。

 ミスがあった中村は目に涙を浮かべ、「この経験を悪くみるんじゃなく次につなげたい。もっとちゃんとした演技できるようにしたい」と前を向く。「チームみんながいたから4種目、きっちり通せた。一回り大きくなったと思う」と岸。それぞれが積んだ貴重な経験が、さらなる成長を後押しする。

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