◇パリ五輪第5日 競泳男子200メートルバタフライ準決勝(2024年7月30日 ラデファンス・アリーナ)
競泳男子200メートルバタフライの準決勝が行われ、寺門弦輝(21=セントラルスポーツ)は1分56秒21で全体15位となり、決勝進出を逃した。
寺門は「感覚がよく、いい感じで泳げるかなと思ったが、自分が思い描いたレースプランとは違った。悔しいと言っていいほどのタイムでもない」と思ったほど伸びなかったタイムに苦笑いを浮かべながらも、「ここで引退するわけではない。通過点でしかないので、次につなげたい」と将来を見据えた。
午前中の予選で寺門は1分55秒82の全体13位で準決勝に進出。一方、東京五輪銀メダルの本多灯(22=イトマン東進)が1分57秒30の全体22位でまさかの予選落ちを喫していた。
予選後、寺門は「レースが近づくにつれて体の震えと顔のこわばりが止まらなくてヤバいと思ったけど、(同組のフランスのスター選手)マルシャン選手への応援が凄くて、五輪を楽しもうと思えた。レースを楽しめたのは良かった」と話していた。