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【バスケ男子】“フランスの怪物”ウェンバンヤマ「彼らから学ぶことができた」 死闘を演じた日本を称賛

スポニチアネックス 2024年7月31日 6時30分

 ◇パリ五輪第5日 バスケットボール男子1次リーグB組  日本90ー94フランス(2024年7月30日 ピエール・モロワ競技場)

 男子バスケットボール日本代表(世界ランク26位)は、パリ五輪1次リーグB組2戦目で開催国フランス(同ランク9位)と対戦。第4Qに大黒柱の八村塁(26=レイカーズ)が退場。河村勇輝(23=横浜BC)が流れを変えたが同点に追いつかれて延長戦に突入。延長戦の死闘の末に90ー94と敗れて、2連敗を喫した。

 死闘を制したフランスの“新時代の怪物”ビクター・ウェンバンヤマ(20=スパーズ)は「日本はアンダードッグのようなプレーをしていて、自分たちは彼らが攻撃してくるのを少し待ちすぎていた。だから、延長戦で最初に攻撃するポイントを作りたかったし、それがうまくいったと思う」と試合を振り返った。

 第4Q終了時まで期待されたプレーを見せられていなかったが、延長戦で日本に牙をむいた。3Pシュートやブロックの躍動で18得点11リバウンドのダブルダブル。チームの勝利に貢献した。

 「日本は間違いなく自分たちのスタイルをマスターしていた。日本は強さの使い方を熟知している。我々は彼らから学ぶことができた」と日本を称賛した。

 NBA選手である八村についても「NBAとは対照的に、日本では間違いなくとてもアグレッシブな選手だ。本当に典型的な強さを持った選手で、いつも面白い対戦になる。日本では、彼はXファクターだと思う」と称えた。

 第4Q終了間際に同点の4点プレーを成立させたマシュー・ストラゼル(21=モナコ)についても「おそらく人生で最高のシュートを決めた」と絶賛した。

 応援してくれたファンへ「間違いなくたくさんの愛を感じる。僕は常に恩返しをしたいと思っている」と感謝した。

 2連敗の日本は、同じく2連敗をしているブラジル(同ランク12位)とグループ3位を懸けて2日の1次リーグ最終戦で激突。8強入り目標の日本にとっては、決勝トーナメント進出へ望みをつなげるために絶対に負けられない最終戦となった。

【1次リーグB組 2戦目を終えた順位】

1位 ドイツ  2勝0敗(得失点+33)

2位 フランス 2勝0敗(得失点+16)

3位 日本   0勝2敗(得失点―24)

4位 ブラジル 0勝2敗(得失点―25)

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