◇パリ五輪第5日 男子サッカー1次リーグC組最終第3戦 日本1―0イスラエル(2024年7月30日 ボジョワール競技場)
パリ五輪サッカー男子は30日、1次リーグ最終第3戦が各地で行われ、56年ぶりのメダル獲得を目指す日本はイスラエルを1―0で制した。既に決勝トーナメント進出を決めていたが、3戦全勝でD組首位が決定。後半34分から投入されたFW細谷真大(22=柏)が同アディショナルタイムに今大会初得点となる決勝ゴールを決めた。次戦は準々決勝でC組2位のスペイン戦(2日、リヨン)に臨む。
大岩ジャパンのエース細谷がついに五輪の舞台でネットを揺らした。後半アディッショナルタイムだ。FW佐藤恵允とあうんの呼吸で視線が合う。「恵允がうまく僕のことを見てて、優しいボールが来た」。右クロスを受け、右足で冷静に流し込んだ。
「しっかり合わせることができた。今日(得点を)取ることができてうれしい。3戦目にして1点取れたので良かった」
得点直後は笑顔を見せ、取材エリアでは静かに語りながらも五輪初ゴールの喜びをかみ締めた。
次戦はスペインと激突する。エースは「いい流れを持って次も(点を)取りたい」と力強く見据えた。