ドジャースがホワイトソックスとのトレードで獲得したマイケル・コペック投手（28）は30日（日本時間31日）、敵地でのパドレス戦前に取材対応。現在の心境を語った。
ドジャースはこの日締め切られたトレード期限前の2日間で自身を含めてフラーティ（前タイガース）ら5選手を獲得。ワールドシリーズ制覇を目指し、ポストシーズンでの戦いに向けて大型補強を行ったことについて「この組織がやるべきことを示している。目標はワールドシリーズだと言っていたし、これだけ選手が参加するというのは歴史が物語る通り。全員が素晴らしい補強だと思う。ここにいることができて、その補強の一部になれることに興奮するとともに、準備はできている」と話した。
自身のトレードについては「多くの選手たちはトレードされる可能性があると予想していたが、それがいつになるかはわからない。どうなるかを見る、待ちの状態でした。その待ち時間が終わり、ようやく一息つけるでしょうし、私はここで落ち着くことができる」とコメント。古巣への思いを問われると「あそこで育ててもらった。ピッチャーとして成長し、家族も築いてきた。そこにいた時間からはたくさんの感慨深いものがあります。しかし、前に進むという点では、準備はできています」と新天地での決意を語った。
コペックは今季から救援に転向し、43試合で防御率4.74。先発への思いを問われると「今はそのことはあまり考えていません。再び先発することは素晴らしいし、それが可能性としてあると思いますが、まずはピッチングを続けたいです。1回から9回、あるいはその間のどこでも構いません。試合で戦うことを望んでいる」と話した。今季防御率が4点台と良くない中でドジャースが獲得したことについて「誰かが自分に価値を見出してくれているというのは、やっぱりいいことです。自分自身で自分の能力を疑ったことはありませんが、がっかりするような時期もありましたから」と話した。