◇ナ・リーグ パドレス6―5ドジャース(2024年7月30日 サンディエゴ)
パドレスの松井裕樹投手(28)が30日(日本時間31日)、本拠でのドジャース戦の5回から2番手で救援登板。ドジャースの大谷翔平投手(30)をから初めて三振を奪うなど、1回を無安打無失点、2奪三振の好投を見せた。ナ・リーグ西地区2位のチームは延長10回に首位ドジャース相手にサヨナラ勝利を収め、ゲーム差を5.5差に縮めた。
松井は今季3打数2安打と相性の悪かった先頭の大谷をスライダーで空振り三振に打ち取ると、2番スミスは右飛。3番ラックスは93.2マイル(約149.9キロ)の速球で空振り三振に仕留めた。大谷は初対戦で右飛に打ち取ったが、その後は安打を許し、これが大谷から奪った初三振となった。松井はこれでチーム最多の48試合目の登板。6試合連続無失点とし、防御率は3.38とした。
試合後、松井は試合を中継したNHKのインタビューに対応。サヨナラ勝利については「チームが勝てたことが一番いいことなので、本当にうれしいです」と笑顔。大谷との対戦については「リーグの中でも一番いい左バッターだと思う。まず左をしっかりアウトに取るのが現状の僕の仕事なので。そこでしっかり仕事が果たせて良かったです。配球のことは言えないけど、なるべく打球速度を下げてアウトに取れればと思ったけど、空振りが取れたので良かったです」とうなずいた。
チーム最多48登板と登板数を重ねていることには「任されたところで仕事をするしかない。どんな展開でもチームのために投げられればと思います」と今後もフル回転を誓っていた。