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宝塚・村上浩爾理事長「アップデートしていくことが大事」 劇団の風土改革について、進捗状況を明かす

スポニチアネックス 2024年7月31日 15時59分

 宝塚歌劇団の村上浩爾理事長(57)は31日、同劇団内で取材に応じ問題になっていた劇団の風土改革などについて、進捗(しんちょく)状況などを明かした。

 歌劇団については昨年9月、宙組劇団員が急死。上級生によるパワハラなどが原因とされ、遺族側と今年3月に合意書を締結した。宙組も6月20日、約9カ月ぶりに公演を再開。3月の時点で一部上級生が遺族側に謝罪文を提出していない、と遺族側代理人が明かしていたが、村上理事長はこの日、謝罪文について「(当該の)在団生については全員(謝罪の)手紙も間に合いました」と公演前に提出したとした。

 公演再開初日、村上理事長があいさつで、弔意を示さなかったことについては「3月にご遺族と直接対面し、謝罪させて頂き、大変重い場だったと感じています。その上でさらに、ご遺族がいない中で軽々に弔意をしめすことはどうなんだろうか?と思った」と語った。

 伝統、宝塚独特のルールについては「過剰な気遣いが積み重なっていた」とし、各組に聞き取り調査をしながらハラスメント教育なども続け「各組でルールもある。アップデートしていくことが大事」とした。

 宙組については新人公演についても、来年1月公演からは復活させる予定。他組と比べて3割程度少ない人数についても「座付き作家がいる強みで、配役等にも問題ないと思っている」とし「今のメンバーで前に進めることが大事かな、と思っている」と話した。

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