パリ五輪のスケートボード代表の一部選手が31日午後4時すぎ、羽田空港着の航空機で帰国した。女子ストリートで金メダルを獲得した吉沢恋(ここ、14=ACT SB STORE)、銀メダルの赤間凜音(りず、15)、7位の中山楓奈(19=ムラサキスポーツ)らがリラックスした表情で到着ロビーに姿を見せた。
帰国直後に記者会見に臨んだ吉沢は「うれしい気持ちが一番ですけど、まだ実感できない部分もあります。こうやって取材を受けるとやっぱり緊張もしますし、驚きも多くあります」と初々しい表情を見せた。
現地入り2日目の練習中に左足首をひねったことを明かし、「最初は少し無理かなと思った」と厳しい状況だったという。それでも入念なケアで回復。本番直前の公式練習が雨天中止となり、滑らない期間ができたこともプラスに働いた。「そういう運も自分にあったんじゃないかと。全てが奇跡だったと思います」と振り返った。
今後の目標を問われると「ロサンゼルス五輪で連覇を狙いたい」と堂々と宣言。「いろんな方々の応援、協力に感謝を忘れずに頑張っていきたい」と4年後に視線を向けた。とはいえ競技から離れたらあどけなさが残る中学3年生。今は中学最後の夏を全力で楽しむつもりだ。「テーマパークに行ったり、みんなで遊びたい。最高の夏休みにしたい」と笑顔で話した。