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汗、汗、汗…巨人グリフィンが4回4失点で降板 制球力自慢が3回までに来日最多5四球

スポニチアネックス 2024年7月31日 19時40分

 ◇セ・リーグ 巨人―阪神(2024年7月31日 甲子園)

 巨人の来日2年目左腕、フォスター・グリフィン投手(29=米国)が31日の阪神戦(甲子園)で今季11度目の先発登板。珍しく制球に苦労して初回いきなり4失点するなど4回6安打4失点で降板し、今季6勝目を逃した。

 この日も岸田とバッテリーを組んでマウンドへ。前回登板した20日の中日戦(バンテリンD)では7回途中4安打2失点の好投で5勝目を挙げ、「いい状態を維持しているので、オールスター休み期間中にしっかり腕を休めてこれを持続できるように今後もしていきたい」と話していたが、そこから中10日となった後半戦初登板は厳しいものになった。

 4日前の今月27日に誕生日を迎え、29歳になってから初のマウンド。だが、初回から阪神打線とともに猛暑との戦いに。

 近本、森下に安打され、大山を敬遠気味に歩かせて2死満塁。続く野口に四球を与えて押し出しで先制を許すと、木浪の中前適時打で走者2人に生還された。さらに坂本にも四球で再び2死満塁。ここで相手先発左腕・及川にプロ5年目で初安打初打点となる左前適時打を打たれて、この回一挙4失点となった。

 試合前まで今季64回1/3を投げて計11四球のグリフィンが初回だけで3四球。2回にも森下、3回も坂本を四球で塁に出した。これまでの最多四球は昨年5月27日の阪神戦(甲子園)で記録した4四球だったが、3回終了時点で早くも5四球とこれを更新。球数も初回だけで40球で、2回で64球、3回で79球とかさんだ。

 特に初回は1球投げるごとにユニホームで腕の汗をぬぐう仕草が見られ、顔は真っ赤。押し出しで先制された直後にはベンチから杉内投手チーフコーチがタオルを持ってマウンドに駆けつける場面もあったが、珍しく制球を乱した背景には猛暑や汗の影響もあったようだった。

 4回には初めて3者凡退に抑えたが、直後の5回、1死一、二塁で打席が回ると、代打・大城卓が出されて降板となった。

 投球内容は4回で打者22人に対して89球を投げ、6安打4失点。4三振を奪い、与えた四球は5つ、直球の最速は150キロだった。

 グリフィンは6月15日の日本ハム戦(エスコンF)から4連勝中。この日も勝てば、来日1年目だった昨季の6勝に早くも並ぶところだったが、お預けとなっている。

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