◇セ・リーグ 中日1ー0ヤクルト(2024年7月31日 バンテリンD)
中日の松木平優太投手(21)がプロ2試合目の登板で初勝利を挙げた。序盤から走者を出しながらも粘りを見せ、6回4安打無失点。前夜に快投した同学年で親友の高橋宏に続いた。
インドネシア人の父と日本人の母の間に生まれ、2歳の時に両親が離婚。大阪市内の母の実家で暮らすことになったが、その母も小学校2年生の時に病気で亡くした。その後は祖父母に育てられ、野球では無名の大阪・精華高校時代に強豪・履正社を相手に好投したところをプロのスカウトに見出された。
20年育成ドラフト3位で中日に入団し、着実に力を付けてきた苦労人右腕。貴重な白星を先輩リリーフ陣が守り抜き、記念すべき1勝を飾った。