◇セ・リーグ 広島2―1DeNA(2024年7月31日 マツダ)
広島は先発した床田が7回1失点と好投し、リーグ最速の10勝目をマーク。チームの2ケタ勝利一番乗りは2018年の大瀬良以来、6年ぶりで、左腕では初めての快挙となった。打線は4回に菊池、矢野の連続タイムリーで2点を先取。堅い守りで逃げ切った。以下は試合後、新井監督との一問一答。
――床田投手が7回1失点
「ナイスピッチングだったと思います。相手もいい投手だったので、こういう展開になるだろうと予測された中で粘り強い、いいピッチングだったと思います」
――立ち上がりは走者を背負った
「立ち上がりはどのピッチャーも難しいので。ですけど、矢野のプレーが大きかったですね。打点2ぐらい価値のある素晴らしいプレーでした」
――2回、3回と併殺があった
「そこはうちの自慢の守備ですので、今日もバックもしっかり守ったと思います」
――4回2死無走者から坂倉が突破口を
「追い込まれながらスライダーをよくね。いいヒットだったと思いますし、キク(菊池)もよく打ちましたし、サク(坂倉)もよく走りましたし、赤松もよく回したと思います。いい状況判断だったと思います。その後の矢野さんも、今日も素晴らしいバッティングでした」
――矢野はしぶとい
「そうですね。守備だけでなしに、バッティングも球際というものがだんだんと強くなってきていると思います」
――松山にもヒットが出た
「まあ普通じゃないですか。ハッハッハッ。でも、しばらくヒットが出ていなかったので、本人もホッとしているんではないでしょうかね。また、しっかりと捉えた、いいヒットだったと思います」
――9回は栗林
「前回、本人も悔しかったと思うので、今日すぐ、やり返してこいというつもりでマウンドに送りました」
――7月戦線を振り返って
「暑くなってきていますけど、よく選手が頑張ってくれていると思います。またオールスター後というのは、打線の状態というのも、だんだんと良くなってきているので、また明日の試合が楽しみだと思います」
――勝負の8月戦線に向けて
「まだまだ残り試合ありますので、先を考えるのでなしに、一戦一戦しっかりと戦っていきたいと思います」
――床田は守りの助けもあったが、粘り強く
「粘り強く投げたと思います、今日も。マッチアップ的にも相手も素晴らしい投手なので。先に絶対、点を与えてはいけないと思っていたと思うし。今日、球数的だけを見たらもう少しいけたのかなと思うけど、今日のトコ(床田)の状態と、相手打線とのそれまでの内容を見て、今日は代わっとくぞと。ナイスピッチングでした」
――床田は節目の10勝
「大きな手術もあって、ここまで苦労もあったと思うけど、まだまだ50勝なので。150勝、目指して頑張ってほしいですね、はい」
――(広島OBで86年に監督としてリーグ優勝に導いた阿南準郎氏が30日に86歳で死去。31日に球団から発表され)喪章を着用しての一戦だった
「そうよね。自分も若い頃にお世話になった阿南さん。試合前にも言ったけど、ジェントルマンで優しい方だった。そういう今日、特別な日だと思うので、そういう日に勝ててホッとしています」