◇セ・リーグ 阪神9―6巨人(2024年7月31日 甲子園)
6連勝で巨人との差を1・5に縮めた岡田監督が、好調・森下に内角攻めを続けた7回の巨人・平内の投球に、怒りのコメントを発した。「情けないのう、巨人も。伝統の一戦にならんよ、はっきり言うて。ホンマ」と相手投手ではなく、巨人としての姿勢を問題視した。頭部付近への投球でのけぞらされた森下も、直後の適時内野安打で怒りの雄叫び。これが第3戦への遺恨となる可能性も出てきた。以下は一問一答。
――2アウトから得点が。
「なあ。いや、見ての通りやん」
――中継ぎは。
「今日なんか使う気なかったけどな。情けないな。ほんま情けない。1イニング投げきれんもんな」
――あのへんは誤算か。
「フォアボールが絡むからさ。逃げてるように見えるからな結局はな。勝ってる時、僅差とかはなかなか投げる機会なかったからな。こうやって投げさせてみたら、そういうことや」
――夏場になってあのへんが頑張らないと。
「いや、他のピッチャーおるよ、そんなの。それだけのことやんか」
――桐敷らはあした使いにくいか。
「いや、そら、どういうゲーム展開になるか分からへんからさ」
――きょうは使ってはいけない試合だった。
「まあ、そういうことやん。石井にしてもそうやん。1球で球数は投げてないけどな。マウンドに上がる場面も、その分違うからな」
――森下は顔面付近への球が危なかった。
「え? 情けないのう、巨人もな。情けないと思ったわ、俺は。あの2―0からスライダーでストライク取って、なんか笑うてる姿見たら。情けないねえ。伝統の一戦にならんよ、はっきり言うて。ホンマ」