浦和が鳥栖のMF長沼洋一（27）を獲得することが31日までに決定的となったことが分かった。複数の関係者が明かした。
ミドルシュートやクロスが武器。抜群のスピードで攻守におけるデュエルでも強さを発揮する。16年に広島ユースからトップ昇格。17年ルヴァン杯の神戸戦でプロ初得点を挙げた。その後、J2山形、J3岐阜などを経て22年7月に鳥栖へ完全移籍。昨年はリーグ戦32試合に出場し自己最多の10得点。今季は、ここまで23試合に出場し4得点を挙げている。
17年12月にタイで開催されたM―150杯に出場のU―20日本代表メンバーにMF三笘薫やFW上田綺世、FW旗手怜央らとともに入った。U―23北朝鮮戦では先制ゴールを決めるなど存在感を示した。18年アジア大会に出場したU―21日本代表メンバーにも入った。19年トゥーロン国際大会決勝では先発出場。ブラジルに敗れたが、PK戦で役割を果たした。
チームは元日本代表DF酒井宏樹（34）やDFアレクサンダー・ショルツ（31）、MF岩尾憲（36）らが退団。MF本間至恩（23）、FW二田理央（21）に続く新戦力となる。
◇長沼 洋一（ながぬま・よういち）1997年（平9）4月14日生まれ、山梨県出身の27歳。広島ユース出身で16年にトップ昇格。J2山形、J3岐阜などを経て22年7月に鳥栖へ完全移籍。昨年はリーグ戦10得点。U―20日本代表などに招集されてきた。1メートル78、70キロ。利き足は右。