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阪神・森下がにらんだ!吠えた!巨人・平内からの連続“危険”ボールに怒りのトドメ打

スポニチアネックス 2024年8月1日 5時17分

 ◇セ・リーグ 阪神9―6巨人(2024年7月31日 甲子園)

 阪神・森下が、8―4の7回2死二、三塁で平内から遊撃へ適時内野安打を放ち、6戦連続打点を記録した。21日広島戦から続く連勝街道で、打率・520(25打数13安打)、10打点。さらに5戦連続マルチ安打と、完全に手がつけられない。

 「結果が全て。タイムリーでつなげれば、後に大山さんや(佐藤)輝さんがいるので良かった」

 怒りを力に変えた。前日30日の8回に8号ソロを浴びせた右腕から、初球に頭部付近を襲われた。倒れ込んだ森下はギロリとにらみ、平内も応戦。2球目も同様で、99歳最後の日の甲子園が、騒然となった。3球目、スライダーで腰を引かされた際には、不敵な笑みで何やら言葉もぶつけられた。だが、森下は冷静そのもの。続くスプリットを叩き、一塁を全速力で駆け抜け、そして吠えた。

 「勝ったことが一番かなと思います」

 試合後の背番号1は平然。だが、この打席を見届けた岡田監督は平内の体たらくにガッカリの表情で「情けないのう、巨人もな。情けないと思ったわ、俺は。あの2―0からスライダーでストライク取って、なんか笑うてる姿見たら。情けないねえ。伝統の一戦にならんよ、はっきり言うて」と苦言を呈した。

 試合前、森下は野球少年少女とふれあい、活躍を誓った。きょう1日の甲子園100周年当日は、至高の戦いで約束を果たしたい。7連勝による0・5差再接近へ――。森下が聖地生誕祭で、鮮やかな花火を打ち上げる。(八木 勇磨)

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