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ディズニーや富士急に行きたい!スケボー金の14歳吉沢恋が帰国 受験前に「最高の夏休みにしたい」

スポニチアネックス 2024年8月1日 4時1分

 パリ五輪に出場したスケートボード代表の一部選手が31日、羽田空港着の航空機で帰国した。女子ストリートで金メダルを獲得した吉沢恋(ここ、14=ACT SB STORE)、銀メダルの赤間凜音(りず、15)は記者会見に出席。吉沢は喜びや今後への思いを語るとともに、中学生らしい一面ものぞかせた。

 初々しい表情で到着ロビーに現れた吉沢が、関係者や多くの報道陣に出迎えられた。日本勢の五輪年少5番目となる14歳310日で獲得した金メダルを手にしての凱旋。「うれしい気持ちが一番ですが、まだ実感できない部分もある。こうやって取材を受けるとやっぱり緊張しますし、驚きも多くあります」と素直な思いを口にした。

 競技から離れれば、まだあどけなさが残る中学3年生だ。帰国後に食べたいものを聞かれると「しゃぶしゃぶ」と即答。重圧の日々から解放され、夏の思い出づくりも計画中だ。「ディズニーや富士急、テーマパークに行ってみんなで遊びたい。中学最後の夏になるので、最高の夏休みにしたい」。14歳らしく笑みを浮かべた一方で、「受験も控えている。少しずつ勉強もしないといけない」と現実にも目を向けた。

 五輪本番直前のアクシデントも明かした。世界ランク1位の実力を発揮して頂点に立ったが、パリ入り後に左足首をひねっていたことを告白。「少し無理かなと思った」と、万全の状態ではなかったという。それでも入念なケアで回復し、本番では安定感ある滑りを披露。雨の影響で公式練習が中止となり、数日間滑れなかったこともプラスに働いたという。「そういう運も自分にあったんじゃないかと。全てが奇跡だったと思います」と金メダルまでの過程を振り返った。

 「ロサンゼルス五輪で連覇を狙いたい」と言い切った新ヒロイン。まずは中学最後の夏を満喫し、4年後へ走り出す。

 ○…赤間は「首に掛けると凄く重い。メダルを獲ったという実感があります」とはにかんだ。ライバルの吉沢を称える一方で「悔しい気持ちもある」と本音もポツリ。「他の人の憧れになるスケーターになりたい」とさらなる高みを見据えた。報道陣から会いたい人を聞かれると、家族とともに愛犬との再会を熱望。「いっぱいなでて感触を確かめたい。ぽっちゃりめの犬なので、大きくなってないかな」と笑った。

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